2023.11.19 深夜プラス1

夜更かししたせいでまた昼過ぎに起きる。

ギャビン・ライアル『深夜プラス1』を読み切る。面白い。軽妙で皮肉めいたジョークはそのまま村上春樹とかに影響を与えてそうな気がする。少し憂愁を抱えたその道のプロがトラブルに巻きこまれていくという筋書きは今ではベタに思えるかもしれないが、全然読める。

深夜プラス1〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV)

 

散歩がてら三駅ぶん離れたショッピングモールに計量カップを買いに行く。ずっと注ぎ口が割れたままのカップを使っていたけど、洗っているときに指を切ったので。注ぎながら上からも量を測れるものを買った。

帰り、無性にグラタンを食べたくなってファミレスへ。猫の顔をした配膳ロボットが走り回ってるが道の細い店で、飲み物を取りに行こうとしたときにすれ違いそうになったので先に通してあげようとしたら「お先にどうぞニャン」と言いながら停止され、道を塞がれる形になって狼狽てしまった。

ブックオフに寄って、先日迷って結局買わなかった『砂漠が街に入りこんだ日』を購入。あとそのうち電子書籍で買おうと思ってた『推し、燃ゆ』も。

 

帰ってこのまえ買った三上寛灰野敬二・吉沢元治の『上(平成元年ライブ)』を聴く。P.S.F.の音源はどれもプレミア化してきてしまって買いにくいのだけど、『上』だけ常識的な値段で売られてるのを見つけて買ったのだった。

めちゃくちゃアヴァンギャルドな感じかと思ってたけど意外と聴きやすい。灰野敬二のギターと吉沢元治のベースはけっこうブルージーな感じ。一曲目「海」の、これから何かとんでもないものが始まるような空気感に痺れる。最後の曲「あなたもスターになれる」も聴きごたえあり。エレキギターが稲妻のように炸裂する。というか、エレキそのものの発するパルスを聴いているみたいだ。『下』ももう少し市場より安い値段で出たら買いたいのだけど…。