everyday TAPES

牡丹→松葉→柳→散り菊(Chillin' Geek ???)

忍びの国

パイレーツ・オブ・カリビアン」の新作を見るか迷ってる人は、こっちを先に見たほうがいいんじゃないかな。

 きっとアレでしょう。「パイレーツ~は今まで追ってたけど、あんま内容覚えてないし、どうせ中身は今までと同じようなもんだろうし。。。ていうか今回で5作目? 4作目じゃなくて?」

 みたいな。まあ俺のことなんだけど。

 海賊よりも、忍者を見る気分にはなりませんか。

 どっちもナラズモノだけど、パイレーツのほうって何か健康的で、物足りないよね。忍びの国は、ちゃんとクズ感を演出してる。しかも見てて痛快なクズ。まあどっちを見た後でも何も残らないだろうけど、いい感じに何も考えなくて済むので良かった。安い映画特有の、説明が過剰で眠たくなるアレもなく。

 定期的にライトに時代を遡りたくなる俺にとってはちょうどハマった。

 

LIFE

 いまいち体調のすぐれない時に観たら完全にバッドトリップした。

 話は全然目新しくない。宇宙空間の実験隊が、火星で発見した生物に殺されまくるというフツーのパニック映画。

 エイリアンでもジョーズでもジュラシック・パークでも、なんでも無数にあるジャンルだ。そのなかで光っていたかといえば微妙だと思う。

 強いて味になってるところをあげれば、宇宙ステーションという密閉空間で追い回される恐怖。「ドント・ブリーズ」やゲームの「SIREN」。でもその二者のほうが見るべきシーンはあったはずだ。

 要は特に感想が浮かばないこの手の作品で、なぜバッドトリップしてしまったかというと、単純に宇宙空間が気持ち悪くて仕方なかったから。

 劇場で宇宙飛行士を観たのは、もしかして初めてかもしれない。重力のない感じ、フワフワと泳ぐように移動し、有事の際は重たい宇宙服着て、眠る時は専用カプセルに入る。地球に帰っても倒れないようリハビリもする。

 見てるだけで、しんどい。俺はしばらく宇宙服映画は見たくないとさえ思った。もし自分が宇宙ステーションで暮らし始めたら、まもなく発狂するだろう。

 宇宙飛行士は天才しかなれないってのは、あれは、本当だろうね。

Deadman Macking

 何ヶ月も放置していたMacを開いたら、バッテリーを20%くらい残したまま、まだスリープモードだった。マジで? この薄くて清潔な銀色の筐体を前にしてると、よっぽど便利な世の中だなって思うよ。

 そういえばスマホも変えた。

 そういえば繋がりで言ったら、このブログをずっと放置していたことに気づいたのも、久しぶりにMacを開いた瞬間だった。Taro Urashima meets post internet world...

 前に更新したのは、1月くらいだったかもしれない。それから半年近い間、いろいろなことが過ぎていった。

 大学を出て働き始めた。ついでに引っ越したなんて言えればよかったけど、今も部屋を探してるし。3月一杯かけて10万字くらい書いた小説を、またライトノベルの賞に出したけれど、箸にも棒にもかからなかった。そんな、苦しまずに、反吐も出さずに書いたものの結果なんて、こんなもんだろう。褒めてくれた友達のぶんくらいは、夢の時間を延ばしたかったけれど。

 先にも書いたがスマホを高スペックなものに買い換えて、インターネットのDeepさを知った。それとも、多少はWebに関係している今の仕事のせいだろうか。中学の時にガラケーを買い与えられ(その時は、そんな言葉なんて、なかったけど)、すぐにケータイ・ネットの沼にはまっていったあの興奮が、このところ毎日のように押し寄せてくる。

 思い返せば、それ以来ブログを書いたりネットに小説や漫画の真似事を載せるのが好きになったのは、自分も誰かに対して泡沫の暇つぶしを与えてやりたいという「夢」だったのかしら。ネットサーフィンの興奮はものすごく冷めている。テレビのザッピングどころじゃない、一瞬一瞬、泡立っては潰れていく無限のコンテンツの群れ。たった10年前でさえそうだったのだから。だけどそれが心地よかったんだ。

 アノニマスなやりたい放題の情報を、そっと盗み見て扉を閉ざす。ネットサーフィンとはよく誤魔化したもので、本当はdeepseaの探検隊だ。価格や著名や信憑に揺るがされない、価値の均一化した感じがあったんだ。

 だいぶ暇な時間は減ったけれど、もう少し続けてみたく思った。やっぱり風船に手紙を飛ばすよりは、手紙を入れた瓶を海に逃がしたい。その方がロマンチックだから。

 文章もずいぶん下手になった気がする。これから本とか、音楽とか、映画とかについて、毒にも薬にもならないテキストをぺたぺた貼る、凡百なブログが続いていくとしたら、なんてロマンチックなことだろう。

「烏合の衆」「有象無象」「その他大勢」「馬の骨」……を、前にした時ほど、心のトキめくことはないんだから。